クリス・ポール

「レブロン、CP、ロンドは最も賢いバスケット選手だ」

NBAの2019-20シーズンは、レイカーズが10年ぶりの優勝を果たして幕を閉じた。それから半月、周囲の関心はすでに新シーズンに向いている。次はNBA連覇を目指すレイカーズは、今オフにバスケを熟知している司令塔を獲得するとの噂もあり、そこで名前が挙がっているのがクリス・ポールだ。

ヒート時代にレブロン・ジェームズとともにプレーしたドウェイン・ウェイドがESPNの『First Take』に出演し、「もしもCP(クリス・ポール)が加わったら、偉大な選手が集結することになる」とレイカーズがポールを獲得するメリットを語った。

「今シーズンにレブロンと(ラジョン)ロンドが一緒にコートに立った時のことを覚えているだろう? この2人は僕が今まで一緒にプレーした中で、最も頭が良いプレーヤーだ。彼らは相手の2、3歩先のことを考えていて、それはCPも同じだ。僕はレブロン、CP、ロンドが最も賢いバスケット選手だとずっと言ってきた」

「レブロンとロンドが今シーズンに成し遂げたこと、そして彼らがどうやってチームを機能させていたのかを考えてほしい。もしCPがレイカーズに加わったら、NBAを支配するチームになると思うよ」

今シーズンのサンダーは若手中心のチームへと切り替えたばかりで、プレーオフ進出は難しいと見られていたが、 35歳のポールは若手が多いチームをコート内外で引っ張りプレーオフ進出に貢献した。そしてプレーオフではロケッツを相手にファーストラウンドで敗れたものの、勝つために必要な要素を備えたポイントガードであることを実証して、再評価を勝ち取った。

ポールはサンダーとの2年総額約8500万ドル(約90億円)という巨額の契約を残しているが、リーダーシップと勝負どころでの知性と駆け引きを兼ね備えている彼を欲しがるチームは多いはずだ。

また、ロンドはレイカーズとの契約がもう1年残っているとはいえ、270万ドル(約3億円)と格安。2020-21シーズンのプレーヤーオプションを拒否し、フリーエージェントとなって自分の市場価値を問うと予想されている。

レイカーズが今オフにどのような動きを見せるのかは分からないが、今後のそれぞれの動向に注目したい。