北陸のトランジションバスケットを引っ張る土家拓大「このチームで日本一になりたいと思いました」

北陸のトランジションバスケットを引っ張る土家拓大「このチームで日本一になりたいと思いました」

2020/10/19
土家拓大

「入ったチームを強くしていくほうがやり甲斐がある」

シーズン前は全くのノーマークだったにもかかわらず、インターハイ準優勝、ウインターカップベスト4。昨年の北陸高校は、高校男子バスケ界の台風の目だった。

高橋颯太(現白鷗大1年)とともに『北陸スプラッシュブラザーズ』を形成した米本信也、軽重と剛柔、相反する要素を兼ね備えた1対1が魅力的な小川翔矢とともに、この躍進に大きく貢献したのがポイントガードの土家拓大だった。

抜群のスピードで相手ディフェンスを引っ掻き回し、ドリブルやアシストでも魅せる。五十嵐圭(新潟アルビレックスBB)、西村文男(千葉ジェッツ)、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)、多嶋朝飛(レバンガ北海道)らから続く『北陸のガード=スピードのある華やかな選手』という系譜を久しぶりに感じさせる選手。今年はキャプテンにも就任し、コート内外でリーダーシップを発揮している。

U15ナショナル育成キャンプに選出されるなど、中学時代から注目を集める存在だった。高校入学の際は、兄の大輝(現早稲田大2年)が進学した福岡大附属大濠を含めた様々な強豪校から誘いがあったが、当時は全国上位から遠ざかっていた北陸を選択。土家はその理由をこう話していた。

「目指すのはお兄ちゃんじゃない。自分は自分、という気持ちは持っていました。それに強い学校に行って有名になるのは当たり前じゃないですか。入ったチームを強くしていくほうがやり甲斐があるし、僕には向いているかなと。有名なガードをたくさん輩出している北陸にはあこがれもありましたし、このチームで日本一になりたいと思いました」

昨年のウインターカップは、『1試合で3ポイントシュートを40本打つ』という戦術がドハマリした格好の北陸。土屋、米本、小川が3年生になった今年はチームの原点に立ち返り、留学生を含む5人全員が走るトランジションバスケを追求している。速攻の起点として、キャプテンとして、土家にかかる期待と責任は決して小さいものではないが、入学時に志した思いを胸に、日本一という大願成就を果たしたい。

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