逆転を許したラストプレーについて「こういうこともある」
昨シーズンはサンロッカーズ渋谷の選手として青山学院記念館でホームの歓声を浴びていたセバスチャン・サイズが、今シーズンは千葉ジェッツの選手として戻って来た。
サイズは2試合ともに33分出場し、勝利した第1戦では21得点15リバウンドのダブル・ダブルとなるハイパフォーマンスを披露した。今回は1勝1敗の痛み分けとなったが、古巣との対戦を終えて「昨シーズンまではホームコートとして戦っていたところで、再びプレーできたのはうれしかった」とサイズは言う。
古巣が相手となると特別な感情が沸いてもおかしくないが、プロ選手に移籍は付き物だ。そのため「古巣ということは意識せずに、どの試合も同じようにアプローチしている。とりあえず『勝ちたい』という気持ちだけでプレーした」とサイズは言う。
それでもマッチアップした相手は、昨シーズンともに過ごしたライアン・ケリーとチャールズ・ジャクソンだ。互いに得意不得意を熟知しているからこそ、「2人とマッチアップしている時は、慣れた感じがしたよ」と笑顔で振り返った。
敗れた第2戦ではケリーに逆転ブザービーターを許したが、サイズは「単純に彼がしっかりとシュートを決めただけ」と冷静に語る。「しっかりとコンテストしたけど、シュートは決まってしまった。リングに入ったということは、僕のディフェンスが十分じゃなかったと思うけど、こういうこともある」
次節はいよいよホーム開幕戦を迎える。相手は開幕4連勝中で勢いに乗る宇都宮ブレックスだ。サイズは「初めてのホーム開幕戦だから、ファンの皆さんの前でプレーできることを楽しみにしている」と笑みを見せるも、こう気を引き締めた。「しっかりとホームで2勝を挙げたいけど、相手はライバルの宇都宮だ。みんなでしっかり準備して挑みたい」
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