カーメロ・アンソニー

写真=Getty Images

ジョージと再契約を結ぶも『OK3』は1年で解体

1年前にポール・ジョージ、それからカーメロ・アンソニーを獲得し、ラッセル・ウェストブルックとの『OK3』を結成させたサンダー。ジョージとは再契約を結んだが、カーメロとは決別することを決めた。

『USA Today』によれば、サンダーはカーメロを新シーズン開幕までに放出する予定だという。その方法が解雇になるのか、それとも契約最終年の年俸を分割で支払える『ストレッチ条項』を適用するかは分かっていないが、サンダーの2018-19シーズン開幕ロスターにアンソニーの名前が登録されることはなさそうだ。

気になるのは、カーメロの今後だ。すでにレイカーズ、ロケッツら複数のチームが獲得に関心を示していると言われている。しかし、34歳という年齢に加えて、年々衰えが見られているだけに、新天地での役割は限定的なものになると考えられる。となると、新たな問題も生じる。

アンソニーは、昨シーズン最後のメディア取材に応じた際、ベンチ起用を受け入れないことを断言した。サンダーでは主にキャッチ&シュートという役割を与えられ、本人はチームのためにと我慢して受け入れたが、サンダーはプレーオフ1回戦でジャズに敗退。カーメロからすれば、自分をスコアラーとして起用していれば違った結果になっていたかもしれない、と考えたに違いない。

昨年のオフには、カーメロが親友クリス・ポールのいるロケッツへの加入を希望していると噂されたが、トレードは成立しなかった。今回はフリーエージェントになっての移籍になるため、本人の意思でチームを選ぶことができる。

オールスター選出10回を誇るスター選手が新天地に選ぶチームがどこなるのか。今後の動向に注目したい。