バム・アデバヨ

次戦での復帰に含み「できるだけ早く復帰したい」

ヒートのバム・アデバヨとゴラン・ドラギッチはNBAファイナル第1戦でケガをして、続く2試合を欠場している。両選手とも第4戦に出場できるかどうかまだ分からない。自分たち抜きのチームが奮闘し、第3戦に勝利した翌日、両者がリモート取材に応じ、チームに貢献できない苦しい胸の内を明かした。

アデバヨは第1戦でドワイト・ハワードと接触した際に肩を強打。もともと肩は痛めていた部分で、そこから欠場を余儀なくされている。骨折はしていないが、まだ痛みが残っており出場の許可が出ない。「出場できるかどうかの判断はメディカルスタッフが下すけど、僕自身はできるだけ早く復帰したい」とアデバヨは言う。

「彼らは僕が安全にプレーできるかどうか確認している。状態はその日その日で変わっているので、メディカルスタッフからゴーサインさえ出ればプレーできる。ベンチに座っているのは気分が良いものじゃないよ」

第3戦でベンチに入ったアデバヨは、声を枯らしてチームメートを鼓舞していた。だがケガの痛みよりも、コート上で戦う仲間たちを手助けできないことが彼を苦しめている。「ルーキーシーズンから僕は1試合しか欠場したことがない。欠場するのは好きじゃないんだ。打撲があったり、身体がボロボロの状態でもプレーしてきた。ファイナルに出るのは初めてだし、僕の夢だった。試合でプレーできないのはメンタル的に難しい。コートの上でチームを助けられないから心が痛む」

チームが発表するアデバヨの状態は『doubtful』(疑わしい)から『doubtful』(不確実)と一段階良くなった。第4戦、または第5戦から、万全ではなくてもコートに戻って来ると思われる。ただ、ハードワークできる選手が揃うヒートの中でも、際立ってタフに戦う選手だけに、できる限りコンディションを戻してコートに立ちたいところだ。