シーホース三河の金丸晃輔、バウンスバックの28得点「ドライブが有効になるのは分かっていた」

シーホース三河の金丸晃輔、バウンスバックの28得点「ドライブが有効になるのは分かっていた」

2020/10/06
金丸晃輔

SR渋谷に連勝し、『常勝軍団』復活の機運

シーホース三河はサンロッカーズ渋谷と開幕節を戦い、初戦を4点差、第2戦を2点差で競り勝つ最高のスタートを切った。

ダバンテ・ガードナーとともにチームの中心となる金丸晃輔は第2戦でゲームハイの28得点を記録し、チームの勝利に大きく貢献した。「今年は3ポイントシュートを多く狙っていこうと個人的に決めています。3ポイントシュートを狙うためにもフロアバランスを見て、そこから動くことを意識しました」という金丸は、この試合で8本中5本の3ポイントシュートを成功させた。

「昨日はキレイにやりすぎて全然ボールが来なくて、得点もあまりできず3ポイントシュートも打てずに終わった」と言うように、初戦は3ポイントシュートを3本しか打てず、5得点と不発に終わった。だが、この経験が第2戦のハイパフォーマンスを生んだ。

「今日はスタイルを変えて、打てなかったらドライブに切り替えました。3ポイントシュートを意識しつつ、いつも通りのプレーに戻しました。相手のプレッシャーが激しい分、ドライブが有効になるのは分かっていたので、それが今日はうまくいきました」

リーグトップクラスのシュート力を誇る金丸だけに、3ポイントシュートへの警戒度合いは高い。特に激しいプレッシャーを持ち味とするSR渋谷であればなおさらだ。だが、金丸はこのプレッシャーを逆手に取り、カウンターでリングへアタック。フローターやキャッチ&シュートを次々と沈めたことで3ポイントシュートのチェックが甘くなった。こうしてマークマンを翻弄し、見事なバウンスバックを果たした。

長年チームを支え、クラブを常勝軍団に押し上げた桜木ジェイアールが昨シーズンに引退し、チームは新たなフェーズへと突入した。得点力と抜群の視野を併せ持つ桜木のポストプレーは三河の一つの武器だったが、ビッグマンにボールを預けるスタイルから脱却し、新たなバスケットを構築している。まだ2試合を終えただけだが、苦しんだ昨シーズンとは違い結果が出たことで、金丸はある程度の手応えを得ている。

「もちろんインサイドの時間帯もありますけど、インサイドだけにこだわるのではなく、アウトサイドのフォーメーションが増えました。アウトサイドプレーヤーがボールに触る回数が増えるのでオフェンスに良い形で絡むことができます」

また、三河にとって初の『出戻り』選手となった柏木真介の存在もチームに良い影響を与えているという。「何をしたらいいか、何をしたらいけないかを熟知されている方なので、勝負どころで落ち着いてゲーム運びができるし、僕としても安心感があります」

昨シーズンの三河は勝負どころで脆さを露呈し、接戦を落とすことが多かったが、頼れるベテランの加入でその問題は解消されるはず。また、金丸が迷いの吹っ切れた昨シーズン終盤のようなプレーを開幕節から見せたことは、チームにとって何よりも好材料だ。本来あるべき『常勝軍団』としての姿を取り戻す、そんな気にさせる開幕節となった。

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