持ち味の守備に加えてオフェンスでの能力開花に期待
ピストンズの新ヘッドコーチに就任したドウェイン・ケーシーは、悩める4年目のスタンリー・ジョンソンに手を差し伸べようとしている。
ジョンソンはシューティングガードとスモールフォワードを相手に守れる守備力の持ち主で、ディフェンスにこそ定評があるものの、オフェンスでは伸び悩んでいる。2015年のドラフト全体8位指名を受けた選手だけに、そのポテンシャルは高いはず。
昨シーズンまでラプターズの指揮官だったケーシーは、その力を見抜いていたのだろう。『Detriot News』に「自信を取り戻すことが肝心だ」と語った。「私はスタンリーの力を信じている。球団との面談では、最初に彼について話した。スタンリー・ジョンソンの力を引き出してやらないといけない」
ジョンソンは昨シーズン平均8.7得点を記録したが、3ポイントシュート成功率はキャリア最低の28.6%に終わった。1年目からディフェンスでは高い評価を得たのだが、それがオフェンスに良い影響を与えられていない。おそらくケーシーは、プレシーズンからジョンソンにオフェンス面で今までよりも重責を与え、自信を植え付けようとするのではないだろうか。
ジョンソンにとっても、2018-19シーズンはルーキー契約の最終年にあたる。2019-20シーズンにはプレーヤーオプションがつけられているとはいえ、新体制で臨む来シーズンに一定の結果を残せなければ、構想外と判断されてしまっても不思議ではない。
果たしてジョンソンは、指揮官の熱い思いに応えられるだろうか。
Stanley Johnson from WAY downtown for @DetroitPistons! #NBAPreseason pic.twitter.com/1WMwHragxw
— NBA (@NBA) October 11, 2017