大阪エヴェッサ新旧のレジェンドが集結したイベントで3on3が白熱!

2016/07/24
Bリーグ&国内
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文=鈴木健一郎

仲村直人、高田紘久、北村豪希の現役引退イベント

7月23日、大阪府八尾市のストリートバスケットコート『NKS-405』に大阪エヴェッサの新旧の選手が集結して「EVE LEGEND」が開催された。昨シーズン限りでの現役引退を決めた仲村直人、高田紘久、北村豪希の3選手のための「卒業イベント」である。

大阪籠球会のパフォーマンスで幕を開けたイベントのメインは、「レジェンドOBチーム」と「レジェンド現役チーム」が対戦する3on3。シーズンオフでもあり、主役の3選手は引退を決めた後ということもあってコンディションはまちまちだったが、そこはこれまでに積み重ねたキャリアがある。試合前は「ケガだけはしないように」と声を掛け合っていた選手たちだが、試合が始まってみれば誰もが素晴らしいプレーを披露した。

試合のテンションも同様。「レジェンドOBチーム」はじゃんけんでスターターを決め、ティップオフ直前にルールの確認をする「ユルい」立ち上がりとなったが、誰かが良いプレーを見せれば、それを上回ろうと気合いが入る。

第1クォーターは外角シュートの精度を競い合う形になったが、その後は体も温まってきて両チームがドライブを連発。こうなると当たりも激しくなって、次第に選手たちの「ガチ度」はアップしていった。

波多野和也がインサイドでパワフルなプレーを見せれば、今野翔太は重心の低いドリブルから技巧を披露。「現役バリバリ組」のプレーに触発されて、主役の3選手も持ち味を発揮する。冷静沈着な北村豪希がハーフコートの狭さを感じさせないボールさばきを見せれば、高田紘久は3ポイントシュートを次々と決め、外れたミドルシュートのリバウンドを自ら取ってレイアップで沈める果敢さも見せた。そして仲村直人は先日40歳になったベテランだが長くコートに立ち続け、その存在感を発揮。得意の3ポイントシュートも高確率で沈めた。

試合終了後は北村、高田、仲村がそれぞれマイクを握り、集まった観客に向けて挨拶。全員で写真撮影を行った後も個別で対応し、これまで応援してきたファンから直接「お疲れ様でした」の声を掛けられていた。新旧のチームメートやスタッフ、ファンとの「縁」をつないで、イベントは幕を閉じた。

「EVE LEGEND」参加メンバーは次のとおり。仲村直人#9 高田紘久#33 北村豪希#2 波多野和也#10 勝又英樹#41 川辺泰三#11 早川大史#17 今野翔太#7 相馬卓弥#18 橋本尚明#29 西村剛#9

仲村「あらためてバスケは面白いと感じました」

イベント終了後、引退する3選手を代表して最年長の仲村が話をしてくれた。「プレーオフが終わって以来、久々にバスケットをやったので、あらためてバスケは面白いと感じました」

40歳まで続けた長い現役生活に別れを告げることに「正直、少し寂しさも感じます」と前置きしながらも、こう続けた。「大阪では2回優勝させてもらって、やり残したことがあるとは思いません。あえて言えば……個人賞を取りたかったですけど。でも、bjからBリーグに変わる節目で、これが良いタイミングかなと」

「バスケ界はこれから変わっていきます。そこで次のバスケ界を担う選手を育てられれば。どういう形かまだ決まっているわけではないのですが、教職免許は持っているので、学校の先生として子供たちを指導したいと思っています。基礎の大切さを教える、bjリーグで自分が得た経験を伝えることで、自分なりにバスケ界に恩返しをしていきたいです」

高田は昨シーズンまで所属していた岩手ビッグブルズに残り、アシスタントコーチに就任することが決まっている。北村も子供たちにバスケを教えていくとのこと。これまでのバスケ人生で築いた「縁」に見送られ、3人は新たなバスケ人生をスタートさせていく。

大阪エヴェッサで2度のbjリーグ優勝に貢献した仲村。
現役を引退する1986年生まれの同級生、北村豪希と高田紘久。
かつてエヴェッサのゴール下に君臨した「J」こと波多野は豪快なプレーでイベントを盛り上げた。
大阪エヴェッサの現役プレーヤーである今野も先輩たちの引退イベントに駆け付けた。