リバースはシクサーズGMと話し合いをしたとの噂も
先日、クリッパーズは7シーズン指揮を執ったドック・リバースの退団を発表した。双方合意の上での決定だとリバース本人と球団は発表したが、リバースの契約はあと2年残っていたこともあり、彼は球団の決定に驚いていたとの報道もある。
彼の指揮官としての実力はもちろんだが、コート外でも人種差別への反対、社会正義の実現を訴える『Black Lives Matter』の活動に積極的に取り組んでいた。
そのためウォリアーズの指揮官スティーブ・カーは、リバースのリーダーシップ力という面に触れながら「彼の退団というニュースは衝撃だった」と『The Athletic』の取材で明かした。「それぞれのチームには、私たちが知らない舞台裏がたくさんある。だから、そのことについてコメントはしない。ただ、ドックがこのリーグのコーチ陣やプレーヤーにどれほどの影響を与えたかについては話したい。ドックの声はとても重要だ。この社会情勢の中で彼の言葉はとてもパワフルで、彼の力強いリーダーシップはリーグにとっても大切だ。きっと彼はすぐにコーチとして戻って来るだろうけど、まずは彼の長年におけるリーグ内でのリーダーシップに私は感謝したい。ドックは素晴らしい指揮官だ」
リバースの今後についてはロケッツやペリカンズが獲得に興味を示しているとの噂もある。また、セブンティシクサーズのエルトン・ブランドGMとリバースが話し合いを行ったと『ESPN』が報じている。
『ESPN』によると、シクサーズは次期指揮官候補としてマイク・ダントーニとリバースに焦点を当てているという。人間味溢れる教育者という意味での『コーチ』でもあるリバースの今後の動向に注目だ。