控え選手が勝負どころで結果を出し、強敵キャブスを撃破
この日の試合前で39勝40敗と負けが先行、失意のシーズンを過ごしているブルズ。負ければプレーオフ進出の望みが断たれる状況下、キャバリアーズをユナイテッド・センターに迎えた。
中2日で休養十分のキャブスがエースのレブロン・ジェームズを温存せずしっかり使ってきた上、ブルズにもスロースターターの悪癖がまた出てしまい、試合は第1クォーター途中でブルズが10点のビハインドを背負う展開に。その後も要所でレブロンがビッグプレーを連発するキャブスを相手に苦戦を強いられた。
それでも、キャブスは主力組に無理をさせる必要がなく、セカンドユニットがコートに立って戦力が落ちた時間帯になるとブルズが挽回。第3クォーターもケビン・ラブとレブロンのゴール連発で一時は突き放されるが、その後にジミー・バトラーを中心に反撃し、均衡を保ったまま第4クォーターを迎える。
身体面での消耗が激しくなると、精神面の差が目立って出てくるもの。キャブスとブルズでは勝利への執念が違った。ブルズは第4クォーターに入って一気に逆転。ダグ・マクダーモット、アーロン・ブルックス、そしてルーキーのクリスティアーノ・フェリシオといった控え選手が勝負どころで結果を出したのも大きい。
残り1分42秒、ジミー・バトラーが大外からのドライブでキャブスの4選手をかわすレイアップシュートを沈め、さらにはバスケット・カウントでフリースローをもぎ取るビッグプレーで、102-93とリードを広げる。
それでも追われる立場になって形勢逆転、主力組をコートに戻したキャブスに猛烈な追い上げを受ける。残り1分を切ってからラブに3ポイントシュート、レブロンにレイアップを決められヒヤリとしたものの、何とか逃げ切りに成功。105-102で勝利した。
ブルズは残るペリカンズとセブンティシクサーズとの2試合に連勝して42勝40敗。すでに42勝しているペイサーズが残り3試合に全敗した場合のみ、同率で並びタイブレイカーでブルズがプレーオフに進出する。難しい状況に変わりはないが、キャブス相手に何とか望みをつないだ。
ウォリアーズ | 100 | – | 99 | グリズリーズ |
ティンバーウルブズ | 106 | – | 105 | ブレイザーズ |
サンダー | 112 | – | 114 | キングス |
サンズ | 121 | – | 100 | ペリカンズ |
セルティックス | 107 | – | 118 | ホークス |