「若手もハードにプレーする選手ばかり」
レイカーズのレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスはNBA屈指の最強デュオだが、シーズン開幕前には2人の連係が機能するのかを疑う声もあったが、彼らはレイカーズを10年ぶりにNBAファイナルの舞台に導き、自分たちの実力を結果で証明している。
今シーズン終了後に現役引退を表明したビンス・カーターは、来シーズンの優勝候補に挙げられている古巣ネッツのスーパースターデュオ、ケビン・デュラントとカイリー・アービングをレブロン&デイビスと比較している。
カーターは『Daily News』に「彼らが一緒にプレーするところを見たい。2人はアンソニー・デイビスとレブロン・ジェームズのデュオのようだからね」と語った。
「ケビンがボールを持って、そこに相手チームがダブルチームを仕掛ければ、誰の手にボールが渡ると思う? カイリー・アービングさ。彼ら以外にもシューターはいるし、若手もハードにプレーする選手ばかり。優れた選手が多いから、デュラントとアービングも自由にプレーできると思う」
カーターがネッツとレイカーズを比較したのは、2人のスーパースターがいるという点だけではない。レブロン、デイビス以外にも実力者が揃うレイカーズに対して、ネッツもスペンサー・ディンウィディ、キャリス・ルバート、ジョー・ハリス、ディアンドレ・ジョーダン、ジャレット・アレンなど多種多様なプレースタイルのベテランと若手を擁している。そんなチームをレジェンドのスティーブ・ナッシュが率いるのだから、ファンも心を踊らせている。
カーターは「スペンサー・ディンウィディだって相手との1対1を生み出せるし、ダブルチームを仕掛けられればウィークサイドでジョー・ハリスが3ポイントシュートを打てる。ミシガン大出身の若手(ルバート)だっている」と話す。
「今のネッツは、2人のスーパースターのためにチャンスを作れるチーム。エリートレベルのスーパースターが活躍できるのと同時に、他の選手も輝くことができる」
チームケミストリーは一日にして成らずではあるが、カーターが言うように来シーズンのネッツはそれだけ楽しみな存在だ。