「チームメートを助ける仕事ができなかった」
セルティックスが3勝2敗とシリーズ突破に王手をかけて挑んだ東カンファレンスセミファイナル第6戦。ダブルオーバータイムまでもつれる接戦となったが、122-125でセルティックスが敗れ、シリーズは『GAME7』へと持ち越しになった。
このシリーズで平均20.0得点を記録していたセルティックスの指令塔ケンバ・ウォーカーは、この試合、52分のプレータイムでわずか5得点(フィールドゴール11本中2本成功)に留まった。特に前半ではウォーカーに対するボックスワンディフェンスに太刀打ちできず、3本のシュートしか打たせてもらえなかった。
ウォーカーは試合後に「今日はリズムをつかむことができなかった」と語る。「何度も良いチャンスはあったはずだ。でもチームメートを助ける仕事ができなかった。僕にとって最低のオフェンスだったよ」
これまでは自らの得点が少なくても見事なゲームメークで仲間を生かし、チームの勝利に貢献していた。それでもこの試合では終始、自分のプレーをすることができなかった。
「今日は苦しいゲームだった。ダブルオーバータイムにまでもつれたし、僕たちは途中でこの試合をあきらめることだってできた。でもそうはしなかった。僕たちは素晴らしいプレーヤーで競争力がある。何よりも自信があるんだ。最高のメンバーが集まっていて、みんなバスケが大好きだし、お互いに高め合って取り組んでいる。次もハードにプレーするだけだ」
このシリーズはセルティックスの連勝から始まったが、プレーオフでは簡単には勝たせてもらえない。ウォーカーは言う。「ラプターズはタフなチームだし、ディフェンディングチャンピオンだ。ビッグプレーやビッグショットを決めてくる。僕らは毎回ベストを尽くすだけ。前にも言ったけど、僕らはもっと良くるための方法を見つけるよ」
ラプターズの思惑通り、この試合で自由にプレーをさせてもらえなかったウォーカーが、このままやられるわけにはいかない。東カンファレンスファイナル進出を懸けた『GAME7』は現地9月11日に行われる。