取材・写真=鈴木栄一

現役Bリーガーが緊急参戦

6月8日から12日までの5日間フィリピンで行われる、3×3ワールドカップ2018を目前に控え、3×3男子日本代表チームは昨日の5月28日から強化合宿を実施している。

男子代表は先日開催されたアジアカップで国際大会初となる銅メダルを獲得した。オリンピックの正式種目となり、3×3という競技自体の注目度も増しており、今回のワールドカップでの活躍にも期待がかかっている。

合宿にはアジアカップを戦った野呂竜比人、小松昌弘、鈴木慶太、落合知也に加え、7名の選手が参加。中でも注目はBリーグファイナルを戦ったアルバルク東京の安藤誓哉と千葉ジェッツの原修太が選出されたことだ。

3×3はBリーグで使用するボールより一回り小さいボールを使用するため、安藤は「全然違う」とボールの違和感に戸惑った。また原は「スイッチしたらミスマッチを突かれたり、すぐに対応されたり。今までやってきた方々のほうが上手だと思いました」とスクリーンの対応に四苦八苦していた。

アドバイザーコーチを務める長谷川誠は「あの2人は身体が強く、勝負強いし、外のシュートもある。あとはずる賢さ。今日見た感じでも相手のオフェンスに対してアジャストできる」と2人に対して上々の評価を述べた。

Bリーグからは2人に加え、秋田ノーザンハピネッツの保岡龍斗が選出されている。また大学生も含め、5人制バスケを主戦場としている選手たちにとっては3×3のルールや戦い方にどこまで順応できるかが今後の課題となる。

合宿を経て11名の候補選手の中から4選手が日本代表となる。ワールドカップは目前に迫っているが、できる限りの最高の準備をして世界に挑んでほしい。