「レベルアップして、同じミスを繰り返さないことが大事」
東カンファレンス首位でプレーオフに進出したバックスは、ヒートとのカンファレンス・セミファイナル第2戦までを終えてまだ1勝も挙げられていない。現地9月2日に行われた第2戦は114-114の同点のまま延長戦にもつれるかと思われたものの、最後のプレーでヤニス・アデトクンボがジミー・バトラーに痛恨のファウルを犯してしまい、バトラーが2本のフリースローを成功させてヒートが116-114でシリーズ2連勝を飾った。
アデトクンボは試合後の会見で最後のプレーについて聞かれると「まだ映像を見ていないけれど、ジミーにとってできるだけタフな状況にしようと思ってやった。審判からは接触があったと言われた。結果は結果だ」と振り返っている。
「個人的には正しい判断だったと思っている」とも語ったアデトクンボは、負ければあとがなくなる第3戦でプレータイムが増える可能性についても触れた。「コーチ(マイク・ブーデンホルザー)の指示通りにやるだけ。ずっとそうやってきた。できることなら48分プレーしたい。ただ、試合の状況を見て指示を出すのはコーチの仕事だ」
まだ逆転の可能性は残されているが、バトラーが中心のヒートからシリーズの流れを奪い返すのは容易ではない。アデトクンボは「とにかく自分たち次第」と繰り返した。
「自分たち次第。そのために練習して、ゲームプランを実行している。だからハードにプレーするし、シュートを決めないといけない。とにかく自分たち次第ということ。対戦相手は関係ない。今はヒートと対戦しているけれど、相手は変わるものだから自分たち次第。レベルアップして、同じミスを繰り返さないことが大事だ。ターンオーバーをしないように気をつけたり、シュート機会を作ったり、とにかく自分たち次第なんだ」
次戦に負ければ非常に厳しい状況に追い込まれるだけに、バックスは死に物狂いで9月4日の第3戦に臨む。