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レイカーズは今年のドラフト全体25位、47位指名権を保持

来月行なわれるNBAドラフト2018には、豊作と呼ばれた昨年にも劣らない逸材たちがエントリーしている。その中でも、上位指名候補ではないが注目を集めている、いや、自分たちの発信により話題を提供している候補が一人いる。昨年のドラフト全体2位でレイカーズから指名されたロンゾ・ボールの弟、リアンジェロだ。

リアンジェロは今シーズンをリトアニアリーグで過ごし、海外での武者修行を経てドラフトにエントリー。父ラバー・ボールの悲願でもある『3兄弟全員レイカーズ』が実現するかは微妙なところだが、リアンジェロ本人は兄とのプレーを希望している。『ESPN LA 710』とのインタビューを受けたリアンジェロは、ドラフト指名についてこう語った。

「もちろん自分の中の優先順位が最も高いのはレイカーズだ。兄と一緒にプレーしたい。小さい頃から『Zo』(ロンゾの愛称)と一緒にプレーしたら、俺たちは誰にも負けなかった。もし他チームが指名してくれるのなら、違うチームでプレーするのも構わないんだけど、俺の中の優先順位が高いのはレイカーズなんだ」

リアンジェロは、リトアニアのヴィータウタスで14試合に出場し、平均12.6得点、2.9リバウンド、0.9アシスト、3ポイントシュート成功率41.5%という成績を残した。しかし、今年のドラフトにエントリーした選手の中でリアンジェロをトップ10に推しているメディアはいない。

ゴールデン・ルーキーのロンゾが加入した後、父ラバーがメディアを巧みに使いレイカーズに向けて『難癖』を付け続けた影響もあるだろうが、実力がNBAレベルに達していないと言われているも同然の扱いだ。

レイカーズは現在、ドラフト全体25位と47位指名権を保持している。果たして6月21日に行なわれる運命のドラフトで、リアンジェロはNBA選手になるチャンスを得られるのだろうか。