ミドルトン「自分でなんとかしようと覚悟を決めた」
バックスvsマジックのファーストラウンド第4戦は、不調が続いていたクリス・ミドルトンが第4クォーターだけで18得点を挙げ、バックスが121-106で勝利。対戦成績を3勝1敗とし、シリーズ突破に王手をかけた。
ミドルトンは最初の3試合でフィールドゴール成功率が30%前半とスランプに陥っていた。この試合でも第3クォーターを終えた時点で9本中1本しか決められていなかったが、アデトクンボのアドバイスがミドルトンを蘇らせた。
第4クォーター開始前、ミドルトンは「腕がちぎれるまでシュートを打て」とアデトクンボから言われたという。そして、第4クォーターを3点リードで迎えたバックスは積極的にシュートを打ち続けたミドルトンの11得点を含む18-2のランでマジックを一気に突き放した。
ミドルトンは試合後、「時々僕はチームプレーに走りすぎるから、自分でなんとかしようと覚悟を決めた。ヤニスからアグレッシブに行けと言われて、そのとおりにした」と、語った。ヘッドコーチのマイク・ブーデンホルザーはミドルトンの復調について「時間の問題だ」と心配していなかったことを強調した。
バックスはシリーズ初戦を落としたがその後3連勝を飾り、第一シードの実力を示している。ミドルトンは初戦以来チームの調子は上向いているという。「物事が思い通りにいかなかったり、シュートが入らない時もあるが、努力を続ければ良い結果に繋がる」
エースのアデトクンボは31得点15リバウンド8リバウンド、フィールドゴール21本中14本を成功させる素晴らしいパフォーマンスを見せた。バックスが1971年ぶりのNBA優勝を果たすには、ミドルトンがコンスタントに得点しアデトクンボの負担を軽減することが不可欠だ。