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このままでは次がレブロンのキャブズ最後の試合に?

キャバリアーズが3勝2敗で王手をかけて臨んだ敵地での第6戦。第3クォーターを終えて92-67と、大量リードを奪ったホームのペイサーズが、121-87で完勝を収めた。

これで対戦戦績は3勝3敗のイーブンに。試合後、メディアは今夏フリーエージェントの権利を取得するレブロン・ジェームズに対し、第7戦がキャブズでのラストゲームになる可能性について聞いた。するとレブロンは「もし自分たちが良いプレーをしなければ、今シーズン最後の試合になるかもしれない。それは考えるだろうけれど、チームで最後の試合になるかどうかなんて考えない」とコメントした。

第7戦に勝ったとしても、2011年から続くレブロンのNBAファイナル進出は今シーズンで途絶えてしまうのではないか。ここまでの戦いぶりを見る限り、そう思わざるを得ない。

今シーズンを通じキャブズの課題はレブロンへの依存度が高すぎることだ。レブロンは第6戦までにチーム最多となる平均32.7得点を記録しているが、レブロンの次に多く得点を記録しているのはケビン・ラブで、それも平均11得点止まりだ。レブロンはペイサーズとの第7戦、もしくは次ラウンド以降でチームが成功を収めるには、ラブのステップアップが欠かせないと主張した。

「ケブ(ラブの愛称)にはステップアップしてもらって、シュートを決めてもらわないといけない。こればかりは、本人以外にはどうしようもできない。どうしたってシュートが決まる試合、決まらない試合は出てくる。でも、このチームが成功を収めるには彼が必要。第7戦にしても、次のラウンドにしても、ケブがチームの中心の一人にならないといけないんだ」

シリーズが始まる前こそ格下扱いされたペイサーズだが、チームバランスでキャブズを上回っている。第6戦では、ここまでピリッとしなかったエースのビクター・オラディポがついに爆発。プレーオフでキャリア初のトリプル・ダブル(28得点13リバウンド10アシスト)を達成し、合計7選手が2桁得点を記録した。それでもオラディポに浮かれた様子はなく、試合後には「今日の試合は終わり。もう何の意味もない」と語り、第7戦に意識を集中させている。

一足先に勝ち上がりを決めたラプターズが待つカンファレンス準決勝に勝ち進むのは、キャブズか、ペイサーズか。シリーズ勝者を決める第7戦は、4月29日にキャブズの本拠地クイックン・ローンズ・アリーナで行なわれる。