カーメロ・アンソニー

「 メロはいずれ殿堂入りする選手だ」

トレイルブレイザーズに加入してNBAの舞台に戻って来たカーメロ・アンソニーは、オーランドでの『バブル』でも好調を維持している。再開後の4試合でカーメロは平均14.0得点、6.5リバウンド、フィールドゴール成功率41.3%、3ポイントシュート成功率50%を記録。チームも3勝1敗で西カンファレンス8位のグリズリーズに1ゲーム差まで迫り、逆転でのプレーオフ進出が見えてきた。

そんな『復活劇』を誰よりも喜んでいるのはエースのデイミアン・リラードだ。「本当なら3年前にウチに来るべきだった。彼の動向は常にチェックしていたよ」と語る。リラードやCJ・マッカラムらは、2017年にカーメロをチームに勧誘していたそうだ。

かつてニックスのエースだったカーメロは左ひざのケガを機に本来のプレーができなくなり、低迷するチームで責任を負わされることになった。2017年にサンダーに移籍して復調の気配を感じさせたが、翌シーズンにロケッツに移ると再び存在感を失い、この『バブル』での復活まで表舞台から遠ざかることになった。

不遇のままキャリアが終わってもおかしくなかったカーメロにブレイザーズが救いの手を差し伸べた形だが、カーメロは期待以上のパフォーマンスを見せることで借りを返している。

リラードの賛辞はさらに続く。先日はカーメロ復活に沸くメディアに対し「彼に敬意を欠く意見もあったけど、メロはいずれ殿堂入りする選手だ」と称えている。そして今回は、カンファレンス・ファイナルにまで勝ち進んだ昨シーズンのプレーオフを持ち出し、「彼がいてくれたら、きっとファイナルに勝ち上がれていた」とコメントした。

たとえリップサービスだとしても、王者ウォリアーズを苦しめたリラードとマッカラム中心のチームにカーメロが加わっていれば、という想像は膨らむ。

もっとも、その想像はこの『バブル』で実現すればいい。8位グリズリーズから12位サンズまでが2.5ゲーム差以内にひしめく西の最後のプレーオフ進出枠は大激戦となっている。ブレイザーズがここを勝ち抜くには、カーメロの力が必要だ。