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弱点を埋め、「ラン・アンド・ガン」を遂行できる補強を実施
ロケッツは新シーズンに向けた補強を進めている。ジェームズ・ハーデンと4年総額1億1800万ドル(約120億円)の契約延長を締結。今後4年はロケッツでプレーすることになったハーデンは、契約発表の会見でウォリアーズについてもコメントした。
「当然、ウォリアーズは素晴らしいチームだと思う。でも、コート上にバスケットボールは一つしかない。どういうやり方をしないといけないかは、各々が見いださないといけない」
サンダー時代にチームメートだったケビン・デュラントが加わり、早くも来シーズンの優勝候補筆頭と言われているウォリアーズだが、ハーデンから見れば「死角あり」ということだろう。
来シーズンのサラリーキャップは2000万ドル(約20億円)以上引き上げられたことで、今オフは多くのチームが積極補強に打って出ている。ロケッツは、すでに3ポイントシューターのライアン・アンダーソンと、1試合20得点以上が期待できるシューティングガードのエリック・ゴードンとの契約を発表。弱点と言われていたシューターの補強と、ハーデンの控えの獲得に成功した。
フリーエージェントのドワイト・ハワードは移籍が濃厚だが、ウィザーズからフリーエージェントとなったブラジル出身センターのネネとは1年290万ドル(約3億円)という格安の契約で合意にこぎつけた。来シーズンからは、機動力のあるクリント・カペラが先発センターに起用される見込みだ。
新ヘッドコーチに就任したマイク・ダントーニは、ラン・アンド・ガン、いわゆるアップテンポ型のオフェンスを好む指揮官で、これらの補強は理に適っていると言える。足りないピースを確実に加えているロケッツは、開幕に向けた準備を着実に進めている。