ジャ・モラント

「開幕前は僕らは29位と予想されていた」

グリズリーズはトレイルブレイザーズを3.5ゲーム差離し、西カンファレンス8位につけている。ルーキーのジャ・モラントはリーグ中断前のこの成績に満足していた。だが、8位と9位によるプレーオフ決定戦を避けるためには、シーディングゲーム8試合が終了した時点で4.5ゲーム差をつける必要があり、モラントは「わだかまりはあるけど、それをモチベーションにして戦うつもりだ」と語った。

「(フォーマットについては)僕らにはコントロールできない。僕らがコントロールできるのはプレーオフ進出を決める試合で毎試合アグレッシブに戦うだけだ」

グリズリーズのシーディングゲーム8試合のうち3試合はプレーオフ最終枠を争うライバルとの直接対決で、31日にトレイルブレイザーズ、2日にスパーズ、3日にペリカンズと対戦する。「シーズン開幕前は僕らは29位と予想されていた。その悔しさをバネに努力を続けたんだ。僕らは勝利に飢えている。自信があるから、あとはプレーするだけだ」

モラントはルーキー・オブ・ザ・イヤーの最有力候補とされている。今月初めにリーグから個人賞の投票をシーディングゲームの前に締め切ると発表されたため、ペリカンズのザイオン・ウイリアムソンを抑えての受賞がほぼ決定的だと言われている。それでも、今は目の前のプレーオフ争いだけに集中している。

「もちろん満足しているけど、今そのことについては考えていない。まだプレーオフに向けた試合が残っているしね。ただ、自分の育った環境、この場に立つまでにしてきたこと、これまで経験したことを考えると本当に光栄なことだ。感謝しているよ」