「外部と直接連絡が取れる手段を失うわけにはいかない」
レイカーズのレブロン・ジェームズはプレーオフに入るとあらゆるソーシャルメディアを断つというルールを自分に課している。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大や『Black Lives Matter』など社会的に不安定な状況が続いている今年はそのルールを適応しないと明らかにした。
「いつもとは心構えも雰囲気も違う。今年のプレーオフではスマホの電源を切らないつもりだ。今年はそうせざるを得ない。毎日家族と連絡をとらなきゃならないからね」
レブロンはこれまで、4月から6月は集中力を保つためにTwitterやInstagramを見る時間を減らしてきた。通常であればプレーオフの試合はホームとアウェイで行われ、遠征から帰ると家族と一緒に過ごすことができたが、今年はバブルに滞在していて家族に会えない時間が続く。「2020年は特に何が起こるか分からないから家族に問題がないか確認しないといけない。外部と直接連絡が取れる手段を失うわけにはいかないんだ」
実際ソーシャルメディアのおかげで『バブル』に入ってからも家族とコミュニケーションが取れている。先日も妻が父親のモノマネをする息子たちの動画をシェアしレブロンを笑顔にさせた。遠距離での子育てについては「側にいて一緒に過ごす時間に勝るものはない」と言いながらも、スマホのおかげで家族とつながっていられると話した。
「妻のサバンナは本当によくやってくれている。家族をまとめ、よりどころになってくれているんだ。だから心配はしていない。もちろん家族や子供たちに会いたいとは思う。でもFaceTimeを作ってくれたスティーブ・ジョブズやアップルの開発チームに感謝しているよ。特に今のような状況では絶対に必要な素晴らしい製品だ」
今年のプレーオフは特別な環境下で行われる。それでもレブロンは「現状でできる最大限の集中力を発揮するつもりだ。チームメイトやファン、そして自分自身を裏切らないようにする。準備はできている」と必勝を誓った。