ディオン・ウェイターズ

「2人はプレーオフでチームを大きく後押ししてくれるはず」

レイカーズはリーグ再開前最後のスクリメージ(練習試合)でウィザーズと対戦した。レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの両エースが欠場したが、新加入のJR・スミスとディオン・ウェイターズの活躍で123-116で勝利した。

スミスは25分の出場で3ポイントシュート7本中6本を成功させ20得点を挙げ、ウェイターズも27分の出場で18得点6アシスト3リバウンドを記録した。特にウェイターズは試合終盤にチームが挙げた9得点のうち7得点を挙げるなど、勝負強さを発揮した。

レイカーズのヘッドコーチ、フランク・ボーゲルはスミスとウェイターズの実戦形式でのプレーを見るのはこのスクリメージがほぼ初めてだった。ウェイターズはリーグ中断前に契約していたが試合には出場しておらず、スミスはエイブリー・ブラッドリーが不参加を決断した後に加入した。ボーゲルはブラッドリーと親指の骨折で6~8週間離脱するラジョン・ロンドの穴を埋める選手を探していたが、2人のパフォーマンスを見てローテーションを再考することも視野に入れている。

「2人とも才能があることは分かっていた。2人のプレーをチームでの役割に落とし込む必要がある。彼らの役割は異なるからだ。JRにはアグレッシブなキャッチ・アンド・シュートを期待していたが、期待通り7本中6本決めてくれた。ディオンは超攻撃的でペイント内やノーチャージ・セミサークルへ侵入していたし、プレーの読みも抜群だった。コーチの指示に耳を傾け、高いレベルの要求にも応えようとしてくれて、プレーオフのローテーション入りにしっかりアピールしてくれた。2人はプレーオフでチームを大きく後押ししてくれるはずだ」

ブラッドリー・ビールとジョン・ウォールのいないウィザーズとの練習試合とはいえ、スミスとウェイターズがローテーション入りにふさわしい活躍をしたことはチームにとってはプラスだ。リスクを取って獲得した2人のベテランがどれだけチームに貢献できるか、30日からのシーディングゲームに注目だ。