「スピーカーは持ってきていない。あるのはヘッドフォンスピーカーだけ」
NBAはいよいよ来週からオーランドのディズニーリゾートで2019-20シーズンを再開する。
選手たちはホテルと練習場の行き来以外にも、ゴルフや釣りなどのアクティビティをして過ごしている。また、試合前に髪型や髭の手入れができるように敷地内に床屋を作るなどして、リーグは長期間家族と離れて暮らす選手たちを手厚く接遇している。
それでも練習や試合、メディア対応以外では、基本的にチームメートや他チームの選手との接触機会が制限されているため、試合や練習がない日は各自工夫して時間を潰すしかない。だが、トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは、バスケットボールと音楽活動の両立で『バブル』でも忙しい日々を送ることになりそうだ。
『Dame D.O.L.L.A.』の名義でラッパーとしても活動しているリラードは、滞在しているスイートルームに録音機材を持ち込み、練習や試合以外の時間を新曲の制作にあてている。しかも彼が目指しているところはトップ中のトップで、俳優、歌手としても成功を収めているドナルド・グローバーを目標にしているという。
「2つの異なる分野で成功しているドナルド・グローバーを尊敬している。彼のような存在になるのが自分の目標だ」と語ったリラードは、部屋でのレコーディングが騒音になるのでは、という懸念についてこう答えた。
「楽曲のレコーディングに関して不平不満が出ているという話は聞いた。でも、スピーカーは持ってきていない。あるのはヘッドフォンスピーカーだけだ。確かに大きな声でラップするけど、叫んでいるわけではないからね。誰にも自分のラップは聞こえないと思うよ」
中断期間中も楽曲をリリースしたリラードが『バブル』をテーマにした新曲を発表するかどうか、そちらも要チェックだ。
ⓑⓤⓑⓑⓛⓔ vibes @Dame_Lillard @CoachYim pic.twitter.com/wcFRN1qkaH
— Portland Trail Blazers (@trailblazers) July 13, 2020