「そこにチームメートがいると感じられた」
パトリック・ベバリーはクリッパーズのムードメーカーであり、影のリーダーでもある。彼は独特な感性を持っていて、それはオーランドの『バブル』という特殊な環境でも変わらない。
『バブル』到着後、選手たちは各自の部屋で一定時間、自主隔離しなければならず、部屋から出られない生活を送っているが、合流した初日の深夜にベバリーが突然部屋でシャウトし始めたとチームメートのレジー・ジャクソンが明かした。
「バブルに来たら最初は自主隔離しないといけなくて、部屋から出られなかった。たしか夜中の2時頃だったと思うけれど、突然『Yoooo! Yoooo!』という大声が聞こえた。みんな何事かと思ったけど、ベブ(べバリー)が部屋の壁越しに叫んでいたんだ。初日だったこともあって、彼はチームメートの様子をそうやって確認していたらしい」
「全員が部屋のドアを開けて互いの様子を確認し合った。ただ、彼のシンプルな行動のおかげで到着してからの24時間が楽になったよ。そこにチームメートがいると感じられたからね。彼は常にエネルギッシュで不思議な存在だけれど、チームにとって欠かせない存在さ」
ベバリーの奇声により、深夜に起こされた選手の方が多かっただろうが、これもまた彼流のチームの絆をより強固にする方法なのだろう。
Good vibes in the gym. pic.twitter.com/lHBuqWyiuf
— LA Clippers (@LAClippers) July 14, 2020