ディオン・ウェイターズ

「ポジティブな変化でなければならない」

今シーズンの優勝候補に挙げられているレイカーズは、新型コロナウイルス感染症の影響によりシーズンが中断される前にディオン・ウェイターズを獲得。そして、シーズン再開に向けた準備段階にはJR・スミスと契約を結んだ。

両選手ともに一癖も二癖もある選手で、中断前まで順調に機能していたチームケミストリーに何らかの影響を与えてしまう危険性もある。だが、ヘッドコーチのフランク・ボーゲルは、彼らの共存に期待している。

「影響を与えてくれるし、タフネスをチームにもたらしてくれるだろう」と、JRとウェイターズを称えたボーゲルは、こう続けた。「2人ともキラーだ。競争心を持っている。2人の才能がその裏付けだ。それに、コートで結果を残してくれる。これまでのキャリアで、それだけの力を持った選手ということを証明してきた選手だ」

ボーゲルは、チームケミストリーに関する懸念に関しても不安はないと言う。「彼らはロッカールームのケミストリーが強みであるチームに加わった。上手くチームに馴染み、ポジティブな形で貢献してくれることを望まれている」

「新しい選手が加われば、ケミストリーにも変化が生じる。仮に変化が生じるとしても、それはポジティブな形でなければならない。それは彼らにとっての目標でもある。ここまでは順調だし、彼らの意識も高い。ポジティブな姿勢でチームに貢献してくれている」

ヒート時代にはチームの規則を遵守できず、反抗的な態度を取り続けたことで出場停止処分を科されたウェイターズだが、レイカーズから与えられた再起のチャンスにかけている。スミスも再びレブロン・ジェームズと同じチームでプレーできる喜びを実感し、キャバリアーズ時代と同様にハードワークとディフェンスで違いをもたらしてくれるだろう。

すでに完成されつつあったケミストリーにどんな変化をもたらしてくれるのか、刺激的な2人から目が離せない。