平均24歳とリーグで最も若いグリズリーズ
グリズリーズのディロン・ブルックスは先日、練習後にメディアの取材に応え、30日からのプレーオフ争いではチームの若さとケミストリーが武器になると語った。
「このチームは若いし、チームワークも抜群だ。全員の意思統一ができているから、他のチームより一歩先に進んでいると思う。『バブル』での生活は気に入っているし、選手は感謝しているよ。これから再開するシーズンで何か大きなことをやれるはずだ。プレーするのが待ち遠しいよ」
今年のグリズリーズはドラフト全体2位指名で入団したジャ・モラントの活躍により、昨年までとはまるで別のチームへと生まれ変わった。モラントは59試合に出場し平均17.6得点、6.9アシストを記録し、ルーキー・オブ・ザ・イヤー候補の筆頭とされている。また、プロ入り3年目のブルックスの成長もチーム好調の要因だ。昨年は足の指のケガのため18試合しか出場できなかったが、今年は65試合に出場し平均15.7得点、3ポイントシュート成功率36.9%を記録。ディフェンスではエースをマークする役割を与えられ、チームに欠かせない存在となった。
グリズリーズは選手の平均年齢が24歳とリーグで最も若い。ここ2シーズンはプレーオフに進出しておらず、選手の経験不足は否めない。それでも、今年のように特殊な環境での短期決戦では若さがチームに勢いをもたらすことがある。現在西カンファレンス8位のグリズリーズがプレーオフに進出する可能性は決して低くない。