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オルドリッジが第4クォーターに19得点と爆発

西カンファレンス10位のスパーズがウォリアーズと対戦した。第3クォーターを終えて61-63とわずかにビハインドを背負ったスパーズだったが、第4クォーター開始から約9分間で20-6と走り、89-75で逆転勝利を手にした。

ラマーカス・オルドリッジがゲームハイの33得点12リバウンドを記録。最終クォーターに19得点を集中させ逆転勝利の立役者となった。

激しいプレーオフ争いの渦中にいるスパーズは、今日の勝利で5位へ浮上した。それでも6位のジャズから8位のティンバーウルブズまでのゲーム差はわずかに1と予断を許さない。カワイ・レナードの復帰が待たれる中、21年連続プレーオフ進出に向け気の抜けない戦いが続く。

一方、敗れたウォリアーズはステフィン・カリー(右足首捻挫)、ケビン・デュラント(左ひざ内側側副靭帯損傷)、クレイ・トンプソン(右足首捻挫)とビッグ3をケガで欠き、善戦はしたが最終クォーターに力尽きた。

さらに追い打ちをかけるように、ウォリアーズに不運が襲った。第2クォーター中盤、ブロックショットに行ったドレイモンド・グリーンが、ダニー・グリーンとの接触で鼠径部を痛め、そのままプレー続行不可能となった。 ケガの具合について聞かれたグリーンは「痛みはピークの時より引いてきた。だからそんなに深刻なことじゃない」とコメント。だが検査の結果は芳しくなかったようで「よく分からないが、何日か様子を見なきゃいけないかもしれない。俺はそうは思わないけどね」とコメントした。

ウォリアーズは4人のオールスター選手を失い、西カンファレンス首位通過が危ぶまれる。このまま順当に進めば、ロケッツとカンファレンスファイナルで対戦が予想され、ホームコートアドバンテージをロケッツに渡すことになる。4年連続ファイナル進出に暗雲が立ち込めた。