JR・スミス

世紀の『凡ミス』から2年、汚名返上する機会

レイカーズが34歳のベテラン、JR・スミスと今シーズン残りの契約を結ぶと『The New York Times』が報じた。レイカーズはシューティングガードのエイブリー・ブラッドリーが家族の都合によりオーランドでのシーズン再開に参加しないため、代役となる選手を探していた。

オーランド行きが決まった22チームはロスターを7月1日までにリーグに提出しなければならず、スミスの契約は移籍期間の期限である6月30日までに締結される予定だ。スミスは2019年にキャバリアーズを自由契約となって以来NBAから遠ざかっている。2018-19シーズン中のインタビューではチームがタンキング(ドラフト上位指名権を狙うため、意図的に試合に負けて下位に低迷させる行為)を行っていると批判し、チームへの帯同を禁止された。

スミスはNBAキャリア15シーズンで平均12.6得点、3.2リバウンド、2.1アシストを記録。プレーオフは130試合に出場し経験も豊富だ。レブロン・ジェームズとはキャバリアーズ時代に4年間一緒にプレー、2016年にはNBAチャンピオンに輝いた。シューターとして活躍していたが2018年のウォリアーズとのNBAファイナル第1戦、試合終了間際に点差を勘違いし逆転のチャンスを逃すという世紀の『凡ミス』を犯した。その汚名返上の機会がなかなか訪れなかったが、注目されるレイカーズで優勝争いの最中で、となれば舞台は十分すぎるほどに整った。

レブロンと再び一緒にプレーすることになる。スミスがどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。