満身創痍のウォリアーズ、右親指骨折のクレイ・トンプソンが復帰を前倒しへ

2018/03/18
NBA&海外
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写真=Getty Images

調整優先の状況にも復帰を急ぐ理由は「楽しいから」

王者ウォリアーズは、現在スプラッシュ・ブラザーズが2人ともケガで戦列を離れている。ステフィン・カリーは右足首の捻挫で来週半ばまでは欠場予定で、クレイ・トンプソンは右親指の骨折で今後数週間チームを離れると見られている。

だがトンプソンは、『San Jose Mercury News』に「予定より早く復帰できると思う。回復次第だけど、数週間よりは早く復帰できると思っているんだ」とコメントした。3月11日のティンバーウルブズ戦で負傷したトンプソンは、すでにシュート練習を再開している。もっとも、今はまだ利き手の右手ではなく、左手を軸としたものだが、見た目には両利きと勘違いしても不思議ではないほどスムーズな動きを見せた。

現在ウォリアーズは、カリー、デイビッド・ウェスト、アンドレ・イグダーラ、ジョーダン・ベルも欠場中で、近年でもっともケガ人を多く抱えてしまっている。すでにプレーオフ進出を決めているため、無理をする必要はない。4月のプレーオフ開幕までに全員が万全な状態でいられるようにコンディションを優先させられる状況にある。

ここに来てデュラントも肋軟骨骨折で2週間欠場すると発表された。もっとも、14日のレイカーズ戦では痛みを抱えてプレーし、ゲームハイの26得点を記録していた。ただ、デュラントにしても無理をする必要はない。ケガ人続出の状況ではあるが、あえてデュラントを休養させることにした。2週間という期限も明確に定めたものではなく、2週間後に再検査をし、回復が思わしくなければレギュラーシーズンをこのまま欠場する可能性もある。

カリー、トンプソン、デュラントとトップスコアラー3人を含む主力をごっそり欠いたウォリアーズは16日にキングスに敗れた。負けず嫌いのドレイモンド・グリーンでさえも「今はコンディションを取り戻すのが最優先。プレーオフに万全の状態であることが大事なんだからね」と敗戦を受け入れている。

そんな中、クレイはなぜ復帰を急ぐのか。答えは単純だ。トンプソン本人は『San Jose Mercury News』に「朝起きて、その日の夜に試合があると思うのが好きなんだ。楽しい気持ちになれるからね」と語っている。痛めた指の状況が悪ければクレイも無理はしないだろう。ただ、彼は無理をしない範囲で試合に戻り、プレーしたいと考えている。調整方法は人それぞれ。であれば、試合観戦に訪れたファンを失望させないクレイのやり方は歓迎だ。