「移籍についての僕の考えを100%理解してくれた」
今シーズンからクリッパーズでプレーしているポール・ジョージは、昨シーズンまでの2年間をサンダーの一員として過ごした。
ペイサーズからサンダーにトレードされた当初は、フリーエージェントの資格を手にする1年限定の在籍になると思われたが、思った以上にチームに馴染んで彼自身は素晴らしいパフォーマンスを披露。さらにラッセル・ウェストブルックとの『友情タッグ』の可能性を信じて、2018年のオフにサンダーと再契約を結ぶに至っている。
だが、結果を残せなければチームが解体されるのはプロスポーツの定め。サンダーは、昨シーズンもプレーオフ・ファーストラウンドで敗退し、球団はチーム再建に舵を切った。ジョージはクリッパーズに、そしてウェストブルックもロケッツへとトレードされている。
『Cold As Balls』に出演したジョージは、クリッパーズへのトレード話が出た後、身の振り方についてウェストブルックと話し合ったことを明かした。
「オクラホマシティは2年しかいなかったけど、ラスと兄弟のような関係性を築けたのは本当に良かった。ラスのことは本当に大好きなんだ。退団の可能性が持ち上がった時に話したんだけど、ラスは移籍についての僕の考えを100%理解してくれた。そうやって移籍が決まったんだ」
西カンファレンスでは2位のクリッパーズから6位のロケッツまで5チームが4ゲーム差にひしめき合っている。来月末から再開されるレギュラーシーズンの結果次第では、2人はファーストラウンドで対戦する可能性もある。チームメートから優勝を争うライバルとなった2人だが、サンダー時代に築いた友情は、これからも変わらない。