SNSで見られる選手たちの素顔
SNSの隆盛でスポーツの楽しみ方が変わりつつある。その一つが、お気に入りのチームや選手の「オフ」の様子が簡単に見られるようになったことだ。自分のプロモーションのためにSNSの更新に精を出す者もいれば、ただ無邪気に「素の自分」を一般に公開する者もいる。いずれにしても、ファンにとっては楽しみが増えたわけで、SNSのチェックは欠かせない。
ニックスでは有名サッカーゲーム『FIFA』が流行中。チーム内での競争はバスケットボールに限らず、ここでも激しさを増している。チーム内で『FIFA』のトーナメント戦が行われ、自称「FIFA王者」ことルーキーのクリスタプス・ポルジンギスが、トニー・ローテンに敗れた様子がInstagramで公開された。
ローテンが自身のアカウントに投稿した、手書きのトーナメント表を見てみよう。
この表を見る限り、ポルジンギス(KP)が操るマンチェスター・シティは、ローテンのユヴェントスに2-6の大差で敗れたようだ。
ローテンが投稿した別の動画には、トーナメントにも参加しているケビン・セラフィンが、「トニーが彼(ポルジンギス)をクラッシュさせた」と言い、カーメロ・アンソニーが「Goaaaal!」と連呼する様子も収められている。
そのポルジンギス、先日はサーシャ・ブヤチッチにも敗れている。セラフィンが『Snap Chat』に投稿した動画では、ポルジンギスがPS4のコントローラーを手に敗戦の弁を述べている。
「チャンプは俺。どんなチャンピオンだって負けることもあるさ」と、ラトビア出身の大物ルーキーは仲間たちの嘲笑の中で語る。「早く次の機会が欲しい。次は生きたまま食らってやる。まるでガゼルのように彼を食らうよ。みんな、彼がおびただしく出血しているところを見るだろうね」
そう豪語していたポルジンギスだが、ニックスのチームメートたちは彼が考えていたよりレベルが高いようだ。ヨーロッパからNBAに挑戦し、1年目でしっかりと結果を出したポルジンギスだが、ヨーロッパのほうが浸透しているサッカーで苦戦するとは想定外だったに違いない。
今シーズンもプレーオフ進出を逃したニックスではあるが、ポルジンギスのブレイクもあり、見るべき点は多かった。内容も成績も全く振るわなかった昨シーズンと比べればチームは明らかに良くなっている。
これも『FIFA』で選手たちが結束力を強めた結果かもしれない!?