「B2のトップレベルとB1の下のチームにそこまで差はない」
広島ドラゴンフライズが田渡凌の入団会見を行った。
登壇した浦伸嘉代表はB1での経験値とチャレンジ精神を高く評価し、獲得に動いたと語った。「彼は3年間、B1のスタメンでプレーしていますし、スタッツも安定して残しています。非常にバランスが良い選手。高校からアメリカに留学していて、そのチャレンジを我々は高く評価しています。我々のB1へのチャレンジに対して、素晴らしい力を発揮してくれると思っています。熱烈なオファーをして今日に至りました」
横浜ビー・コルセアーズの主力として3シーズンを過ごした田渡は、広島のB1への『挑戦』という部分に魅力を感じたと語る。「試練がなければ成長はない。そういう部分も含めて新しい挑戦をしたいと思いました。バスケに集中して自分がうまくなること、勝てるチームで成長することを一番に考えました」
今シーズンの広島は3ポイントシュート成功率がB2トップで、MVPを受賞したグレゴリー・エチェニケのフィールドゴール成功率が71.3%と、内外のバランスが取れている。こうした状況の中、ガード陣の強化の必要性を感じたと浦代表は言う。「インサイドにはグレゴリーというBリーグを代表するインサイドがいて、3ポイントシュートが1位。チーム作りはバランスが必要で、タイプの違う選手が競争しながら、展開の違うバスケットを選んでいきたい」
田渡もすでに浦社長の考えをしっかり理解している。「ガードが3人がいる中で、みんなが自分の持ち味を出せば相手チームも守りづらくなる。味を出すのもそうですが、2人がどういうことをするのを見ながら違う観点でプレーしたい。2ガードで出るチームがB1は多いので、一緒に出ることもあると思うので良いケミストリーを作っていきたい」
これまでの歴史を見ても、B2から昇格したチームはB1の舞台で苦戦を強いられ続けてきた。それでも田渡は「B2のトップレベルとB1の下のチームにそこまで差はないと思う」と自信をのぞかせる。そしてB1で結果を残すには「自信」が必要と訴えた。
「技術云々はあまり差はないと思っています。僕は良い意味で勘違いすることが大事だと思っていて、やれると思ってやればやれると思っています。そこで下がったら付け込まれることがあり、特にB1の強いチームはそういうところを攻めてくる。そこにひるまずに自信を持って戦い続ければ必ず勝てるチームになります」
田渡が自身の強みであるペイントアタックでディフェンスを収縮することができれば、チームの長所である3ポイントシュートの威力はさらに増加し、外が入ればグレゴリーの存在感もさらに際立つだろう。今は机上の空論だが、それを体現できれば広島のB1挑戦は明るいものになる。
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