「一般人にとっての100%は道を歩き回れることを意味する」
ウォリアーズは昨シーズンまで5年連続でNBAファイナルに進出し3度チャンピオンに輝いたが、ケガ人の影響もあり今シーズンはプレーオフ進出の可能性が断たれた。
ただ、新型コロナウイルスの感染拡大によるシーズン中断で、昨年のファイナル第6戦で左膝に大ケガをしたクレイ・トンプソンはケガの回復により多くの時間を費やすことができた。『USA Today』によれば、GMのボブ・マイヤーズは先日電話会議を行い、トンプソンのケガについて心配はしていないが、完治しているかどうかは現時点では分からないと話した。
「クレイと会った時に確認することになる。100%にもいろいろある。僕のような一般人にとっての100%は道を歩き回れることを意味するが、バスケットボール選手の100%はそうではない」
ウォリアーズは1on1や2on2のドリルでトンプソンのケガの回復具合を評価したいと考えている。シーズン中断前、トンプソンはランニングやシュート練習を行っていたが、中断後は自宅のジムで個人的にワークアウトを続けているとされており、ケガの状態は正確には把握できていない。「私の聞いた限りではクレイは順調に回復している。ケガの再発もない。ただ、難しいのはここ数カ月間は通常時のように彼のケガの状態をチェックできていない」
15勝50敗とリーグワーストの成績だったウォリアーズの今シーズンは既に終了してしまった。オフシーズンのチーム練習の再開日が未定なため、トンプソンのケガの回復具合をいつ確認できるかも分かっていない。
「選手全員が集まった時にクレイのケガについて詳しく話せると思う。皆さんが知りたいのは、彼がプレーしているのか、ケガの影響はないのかということだろう。それが(100%回復したかという)質問の答えになる。ただ、全体練習が始まるまでは、それはわからない」