クリス・ポール

「1番の懸念はオーランドへ行くことになる関係者全員の健康」

サンダーのクリス・ポールはリーグ屈指のポイントガードの1人で、ベテランとして40勝24敗と好調なチームを引っ張ってきた。コートの外でも新型コロナウイルスによるシーズン中断中も選手間で連携を図るなど、NBA選手会会長としてシーズン再開に向け尽力してきた。

サンダーのサム・プレスティGMはポールのコート内外でのリーダーシップを称賛した。「ポールは素晴らしい仕事をしてきた。彼がどれだけ努力してきたか私は目の当たりにしてきたし、真剣に向き合ってきた。ポールのようなリーダーがチームにいることは素晴らしいことだ」

サンダーはシーズン再開に向けオーランド行きが決まった22チームに選ばれた。現在西カンファレンス5位で余程のことがなければプレーオフ当確だが、プレスティが心配しているのはオーランドへ帯同する関係者の健康と安全だ。「これまで、そして今後1番の懸念はオーランドへ行くことになる関係者全員の健康と安全だ。我々はNBAを信頼しているし、リーグがオーランド市、フロリダ州職員らと連携してくれると思う。シーズン再開を楽しみにしている」

また、プレスティは現在全米各地で行われている抗議デモにも言及した。シーズン再開は朗報だがコートの外には重要な課題が山積していることも理解している。

「我々は興奮しているが、この国で今起きている他の問題から目をそらしてはいけない。アメリカではここ数カ月間で様々なことが起きてきた。我々はバスケットボールがゲームであり、スポーツであり、エンターテイメントであることを認識し、他に集中したいことがあるからといって現在起きている問題が無視されないよう努めるべきだ」