経験豊富、チームの文化も理解するリーダーが加入
新潟アルビレックスBBからの退団が発表された柏木真介が、3シーズンぶりにシーホース三河に復帰することが発表された。
柏木は中央大から日立サンロッカーズを経て2006年にアイシン(現在の三河)に加入。Bリーグ初年度の2016-17シーズンまで長く活躍した後、名古屋ダイヤモンドドルフィンズで1年、新潟で2年プレーして、古巣に戻ることになる。
三河は柏木退団の翌年となる2018年夏に橋本竜馬、比江島慎の主力2選手が退団してチーム再編に入ったが、有望な選手を加えながらも2シーズン連続で勝率は5割前後と、かつての圧倒的な強さを取り戻せずにいる。ポイントガードは熊谷航をメインに、得点力のある長野誠史の2人体制。ここに百戦錬磨の経験を持ち、チームの文化も理解している柏木が加わることになる。
柏木も名門再建への意識を強く持ち、クラブから発表されたリリースでこう語る。「今回、三河にカムバックする選手としては初めてになりますが、自分の使命は常勝軍団と言われたチームをもう一度その位置まで戻すことだと思ってここに戻ってきました。その目的、目標を達成するためにもこのチームに全身全霊をかけて戦い、何か化学反応を起こしていきたいと思います」
シェーファー・アヴィ幸樹、高橋耕陽とフレッシュな戦力を加えながら、若いガード陣のメンターになれる柏木が復帰した意味は非常に大きいはずだ。38歳と大ベテランの年齢ではあるが、プレーに衰えは見られない。新シーズンの三河は西地区のライバルにとって大きな脅威となりそうだ。