「成功しなかったらプランBに切り替えようとも考えた」
トレイルブレイザーズのCJ・マッカラムは先日、チーム公式サイト向けのビデオチャットに登場し若い頃にバスケットボールの道をあきらめかけたことがあると告白した。そんなマッカラムを踏み止まらせてくれたのは母親だった。
キャリア7年目を迎えたマッカラムは長年に渡ってサポートし続けてくれている両親に感謝を述べた。「両親は僕のキャリアを通して本当に力になってくれている。できる限り毎試合会場に足を運ぼうとしているんだ。ルーキーの年には母は毎試合見に来てくれた。両親は常に一貫した態度で接してくれるし、子供にとって1番必要なものを与えてくれた」
マッカラムは若い頃にバスケットボールを続けるべきか悩んだことがあった。「信じられないけど、僕は若い頃にバスケットボールをあきらめかけたことがある。スポーツをしていると本当に様々な経験をする。僕が自分に自信を持てるようになる前から両親は僕を信じてくれていた。そのことを僕は一生感謝し続けると思う。両親にはいつも『できる限り恩返しをしたいけど、人生で最善の贈り物をもらってしまったからお返しのしようがない』と伝えているよ」
マッカラムはバスケットボールが1番得意なスポーツだったが、母親が背中を押してくれなければ続けられなかったと話した。
「僕はまだ若くて、物事が上手くいっていなかった。人生のターニングポイントを迎え決断を迫られていたんだ。どのくらいバスケットボールに専念すればいいのか悩んでいた。成功しなかったらプランBに切り替えようとも考えた。両親からは学費は出さないと早くから言われていたから、勉強を頑張ってオールAを取るしかないと思ったんだ。だから自分の時間をどう割り当てるか見極める必要があった。練習してもなかなか思うようなプレーができなかったから、『この先どうする?』って考えた。そんな時に母から『あなたは途中であきらめるような子じゃない。そんな子には育てていない』と言われたんだ。あとはみんなの知っているとおりだよ」
母親の助言でバスケットボールを続けることができたマッカラムは大学に進学し、2013年のドラフト10位でブレイザーズに入団した。2016年にはMIPを受賞するなどチームの主力へと成長した。今シーズンも平均22.5得点、4.1リバウンド、キャリアハイの4.3アシストを記録し、コンビを組むデイミアン・リラードと共にチームを牽引している。