文=鈴木健一郎 写真=B.LEAGUE

昨年の1万人から2000人の集客アップを見込む

Bリーグは今シーズンのポストシーズン、チャンピオンシップの概要を発表した。大きく変更となったのはファイナルの会場。昨シーズンに使用した代々木第一体育館が改修に入ったこともあり、新たに横浜アリーナを使用することになった。また残留プレーオフの2回戦は片柳アリーナを使用することが発表されている。

代々木第一は『バスケの聖地』でありかつての東京オリンピックから豊富な大会実績を誇るが、横浜アリーナのほうが収容人数は多い。『体育館』と『アリーナ』の違いも決して小さくはなく、あらゆる面で向上が期待される。キャパシティは1万2000人を見込んでいるとのこと。

Bリーグ事務局長の葦原一正は、横浜アリーナで行われる『2年目のファイナル』に向けた期待と抱負をこう語る。「オールスターはお祭りなので調味料をたっぷり入れますが、ファイナルは純粋にバスケットボールの魅力を楽しんでもらえる場にしたい。最小限の塩と胡椒だけでおいしいステーキを食べていただく感じです。ファンの方々の目も肥えてきているので、奇策を打つのではなく、『これぞバスケットボール』という魅力を出していきたい」

またB2プレーオフも大きく変更された。昨シーズンはファイナル、3位決戦が一発勝負だったが、今シーズンはセミファイナル、ファイナル、3位決定戦のすべてを2戦先勝方式で、また中立地開催ではなくリーグ戦の成績上位クラブのホームアリーナでの開催とする。

1年目のファイナルは代々木第一に1万144人を集める大盛況で、バスケットボールの質としても『ファイナル』と呼ぶに相応しいものだった。

5月11日~14日
チャンピオンシップ クォーターファイナル
B1残留プレーオフ 1回戦
B2プレーオフ セミファイナル
5月18日~21日
チャンピオンシップ セミファイナル
B2プレーオフ 3位決定戦&ファイナル
B1残留プレーオフ 2回戦(片柳アリーナ)
5月26日
チャンピオンシップ ファイナル(横浜アリーナ)