自分が着ていたパーカーを脱いでプレゼント
バックスのヤニス・アデトクンボに声援を送るため、再びギリシャ出身の大応援団が2月4日にブルックリンで行なわれたネッツ戦に足を運んだ。
アデトクンボは第4クォーター中盤に足首を痛めてベンチに下がったものの、16得点8リバウンド4アシストの活躍で勝利に貢献。試合後、バークレイズ・センターで待っていた応援団の前にアデトクンボが現れ、声援に感謝の気持ちを示した。
Giannis meets hundreds of Greeks in New York and gives the shirt off his back to a fan wearing a BBB hoodie ?????? pic.twitter.com/qlCQsG16xp
— Milwaukee Bucks (@Bucks) 2018年2月4日
「MVP!」のチャントで出迎えられたアデトクンボは、ギリシャから応援に駆け付けたファンに感謝の気持ちを伝え、記念撮影やサインの要望に応じた。ここで思わぬ『ハプニング』が発生する。応援団の中に、BBB(ビッグボーラー・ブランド)のパーカーを着た少年がいたのだ。
BBBとは、言わずと知れたラバー・ボールが設立したスポーツアパレルブランド。息子のロンゾが昨年レイカーズからドラフト指名を受ける前から、ラバーはNBA選手、関係者、レジェンドたちと舌戦を繰り広げてきた。アデトクンボもその経緯を知っているからこそ、同胞の少年に『いわくつきのブランド』を着せておくわけにはいかないと思ったのだろう。コートを脱ぐと、自分が着ていた白のパーカーを脱いで、その子供にプレゼントした。
ヤニスのニックネームである『グリーク・フリーク』の文字が胸にプリントされたパーカーをプレゼントされた少年は「毎日着るよ」と、大喜び。今後ラバー・ボールが何らかの反応を示すかもしれないが、アデトクンボにとっては見過ごせない出来事だった。
間もなくオールスターゲームも開催され、アデトクンボはギリシャを代表して球宴の舞台に立つ。レギュラーシーズン後半戦に入る前に、再び同胞から得られたサポートは、必ずや大きな力になるはずだ。