クリス・ポール

プレッシャーを感じる選手もいると主張

NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、5月8日にNBA選手たちとリモートで今シーズンの再開に関する意見交換を行った。

また、新型コロナウイルスのワクチンが開発されるまでは今シーズンだけでなく、2020-21シーズンも無観客で実施する可能性があることも選手に伝えたという。

『Yahoo Sports』によれば、NBA選手会長のクリス・ポールは、現段階での懸念点をシルバーに話したという。ポールはリーグが練習施設の使用再開を決めたことで、球団から施設での練習を求めるプレッシャーを選手が感じる可能性もあると主張した。

ロックダウン(都市封鎖)の制限が緩和され始めているとはいえ、この状況下での移動は感染のリスクが伴う。シルバーはポールの主張を聞き入れ、球団練習施設での練習はあくまでも選択肢の一つであると強調した。そして、あらゆる懸念が生じた場合にはリーグに相談するように伝えたという。

今シーズンのポールは、63試合に出場して平均17.7得点、4.9リバウンド、6.8アシスト、1.6スティールを記録し、レギュラーシーズン開幕前の時点でプレーオフ争いすら難しいと言われたサンダーの西カンファレンス5位(40勝24敗)に貢献している。

2013年から選手会の会長を務めているポールはコート内だけでなく、コート外でもその強いリーダーシップを発揮している。