ウォリアーズ

「今のはバカみたいなシュートだった」と指摘するも……

ウォリアーズのクレイ・トンプソンは2019-20シーズンを全休し、昨シーズンのNBAファイナルで痛めた左膝のリハビリに励んでいる。新型コロナウイルスの影響を受けながらもリハビリは順調のようで、来シーズンは開幕から万全の状態で臨めると彼の父親も太鼓判を押す。

トンプソンはステフィン・カリーとともに『スプラッシュブラザーズ』と呼ばれる、リーグでもトップクラスのシューターだ。トンプソンのキャリア3ポイントシュート成功率は41.9%、1試合平均7本近い3ポイントシュートを試みている。1クォーターで9本の3ポイントシュートを成功させて37得点を記録したこともあり、どこからでも高い確率で3ポイントシュートを決められるシューターだ。

それでも、チームメートのドレイモンド・グリーンはクレイのシュートセレクションに納得できないことが何度かあり、それを本人にも伝えたことがあると、先日出演した『All The Smoke』ポッドキャストで語った。

「今のはバカみたいなシュートだったと言うと、『俺はシュートを打つために雇われている』と言い返されたよ」

トンプソンの主張は正しい。ウォリアーズはトンプソンのずば抜けたシュート力に対して5年間で200億円以上支払うことになっている。周りが入るはずがないと思うようなシュートをねじ込んできたからこそ、現在の地位を獲得できた。

新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断となったことで、来シーズンの開幕は遅れることが予想される。それでもトンプソンにとっては、ケガを完治させた後にコンディションを整える期間が長くなるため好都合だ。ファンは『スプラッシュブラザーズ』が一日でも早くコートに戻って来ることを待ち望んでいる。