「あこがれの選手から褒められたことは大きな意味がある」
今年2月、セルティックスのジェイソン・テイタムはレイカーズとの対戦を控え絶好調でロサンゼルスへ乗り込んできた。レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを擁するレイカーズに対し、プロ入り3年目22歳のテイタムは20本中12本のシュートを成功させるなどキャリアハイの41得点を挙げた。
試合後、レブロンはInstagramにテイタムと並んで映っている写真とともに「僕の左の男は本当に厄介なプロブレム(ABSOLUTE PROBLEM)だった!!」とのメッセージを投稿した。同じ投稿には「Keep going #YoungKing(その調子で行ってくれ、若きキング)」とも書かれていた。
先日『ESPN』の番組『The Jump』に出演したテイタムは、レブロンから付けられた『プロブレム』というニックネームについて感想を聞かれ、「そう呼んでもらうのは構わないよ」と笑顔で答えたが、最初はレブロンが自分を称賛していることに気づかなかったという。
「確かレブロンはロサンゼルスでの試合後に投稿したと思うんだけど、早い時間の試合だったから、ホテルで昼寝をしていて気づかなかった。地元の親友が電話をかけてきて『インスタをチェックしてみろよ。レブロンがお前のこと褒めてるぞ。もう見たと思うけど』て言われたんだ」
試合に負けたことは悔しかったが、キング・ジェームズから称賛されたことについては素直に喜んだ。
「僕は負けず嫌いだ。ただ、史上最高の選手の一人から、しかも子供の頃からのあこがれの選手から褒められたことは僕にとっては大きな意味がある」
今年初めてオールスターに選出され、セルティックスの若きリーダーとして活躍するテイタムは、先日フードバンクへ50万ドル(5500万円)を寄付するなどコートの外でも社会にポジティブなインパクトを与えている。これからのNBAを引っ張っていく若手の一人としてさらなる成長が期待される。