「ボールを預ければ、あとはうまくやってくれるさ」
2日に行われたキャバリアーズとトレイルブレイザーズの試合、アイザイア・トーマスがキャブズの一員として初めてコートに立った。
股関節のケガが長引き、昨シーズンのプレーオフを最後に実戦から遠ざかっていたトーマスは、第1クォーター途中にホセ・カルデロンに代わり出場。トーマスの復帰を待ちわびたクリーブランドのファンからスタンディング・オベーションで迎え入れられた。最初のプレーはシンプルなピック&ロールからジェイ・クラウダーの得点をアシスト。3分後のミドルレンジから放ったプルアップジャンパーで初得点を記録し、続いてシャバズ・ネイピアーをスピードで抜いて、バスケット・カウントをもぎ取りつつレイアップを沈めた。
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— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年1月3日
ブランクが長かったこともあり『試運転』のデビュー戦ではあったが、その後も次々と得点を決め、終わってみれば17分のプレータイムで17得点3アシストと上々の出来。試合を前にレブロン・ジェームズは「ボールを預ければ、あとはうまくやってくれるさ」と言っていたが、まさにその言葉通りとなった。チームも127-110と快勝している。
明日は古巣のセルティックス戦。ここに合わせて復帰プランを練り、見事に間に合わせた。しばらくはプレータイムを制限され、特に連戦の2戦目の出場を避けるという意味でセルティックス戦では欠場が濃厚。それでもベンチ入りは可能だ。半年前までの彼はセルティックス愛の塊のような選手だった。カイリー・アービングを手に入れるために自分をトレードの駒にしたことは、仕方のないことだと頭では理解できても、感情の部分で決着をつけるために、TDガーデンに行く必要がある。
「僕はボストンの街に持てるすべてを捧げたつもり。ボストンのファンは愛情でそれに応えてくれた。移籍はしたけど愛情は変わらないと思う」とトーマスは言う。ボストンのファンに挨拶する機会は、彼にとって特別なものとなる。ただ、キャブズはここからアウェー5連戦。ようやく連敗を3で止めたところで、戦線復帰した以上は感傷にひたってはいられない。
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