「キングスから元気や勇気を与えることができれば」
琉球ゴールデンキングスがホームタウンの沖縄市に寄付金を贈呈した。
新型コロナウイルスの感染拡大防止対策の一環として、沖縄市内の子供や学校の先生にマスクを配布するための購入資金の一部に、今回の寄付金が充てられる。
2019-20シーズンが早期終了となり、日頃から全面的にサポートをしてもらっている沖縄市に「キングスができることはないか」と相談していたことから、今回の支援活動に至ったという。
沖縄市長の桑江朝千夫はこうコメントしている。「市民の皆さまも大変緊張した、不安な毎日を送っていると思います。沖縄市のホームページでも、琉球ゴールデンキングスの田代選手にコメントをいただき『STAY HOME』の呼びかけに協力いただいています。琉球ゴールデンキングスが所属するBリーグもシーズン半ばで終了してしまい、選手にとっても、会社にとっても非常に苦しい状況だと思います。そのような中、市民のために、という志で寄附を申し出ていただき大変感謝しております。キングスファンの根幹である子ども達のために、この寄附金を有効に活用したいと思います」
琉球の木村達郎社長も「キングスも苦しい状況ですが、このような社会状況だからこそ沖縄の地域社会へ恩返しをしたいです。改めて言うまでもなく、ファンとパートナー企業の皆さまの支えがあってこそ今回のような地域貢献活動が出来ることに対して御礼申し上げます」とコメントしている。
琉球はこれまでにも沖縄市にスタディドリルの配布やドリームスタディツアーの実施など、地元の子供たちへの支援活動を行ってきた。今後も「子供たちや地域住民の皆さまに、キングスから元気や勇気を与えることができればと思っています」と、沖縄への恩返しをしてきたいとクラブ関係者は言う。
新型コロナウイルスの影響により、プロスポーツを取り巻く経営環境も厳しい状況ではあるが、このような時だからこそ少しでも『沖縄をもっと元気に』していけるように、琉球は今後も地域貢献活動に取り組んでいく。