マイケル・ジョーダン

ギャンブル好きなジョーダンとの仰天エピソード

ボブキャッツ(現ホーネッツ)やレイカーズでプレーしたアダム・モリソンは先日、へリコプターの墜落事故で急逝したコービー・ブライアントとの心温まるエピソードをシェアしたが、今度はマイケル・ジョーダンとの思い出を語った。

八村塁と同じゴンザガ大出身のモリソンは2005年のドラフト全体3位でボブキャッツに指名された。ジョーダンは現在ホーネッツのオーナーだが、当時は球団運営の重役として駆け出しの頃だった。

ポッドキャスト番組『Battle For L.A. Podcast』に出演したモリソンはジョーダンの放つオーラに圧倒されたと話した。

「セレブリティやプロのアスリートには慣れていた。僕もアスリートだったし、レイカーズでプレーすると影響力の大きい人と付き合うことになる。でも、マイクほどオーラを放っている人、周囲の人間の行動を変えてしまうような人には会ったことがない。彼は唯一無二の存在だと言えると思うよ」

モリソンは、ジョーダンの放つオーラにも驚かされたが、彼の金銭感覚にも驚いたという。

「当時のNBAには暗黙のルールがあったんだ。出身校のバスケットボールやフットボールの試合があると自動的に100ドル賭けることになる。僕がプロ入り2年目のときに、母校のゴンザガ大がノースカロライナ大と対戦して勝ったんだ。クリスマスパーティーでマイクを見かけたから『100ドル払ってもらうよ』って冗談で言ったんだ。そしたらマイクが『そうだったな』ってポケットから10万ドルくらいの札束を出したんだ」

また、モリソンはギャンブル好きとして知られるジョーダンと遠征の飛行機の中で一緒にポーカーをしたことがある。ポーカーに誘ったものの、ジョーダンと選手たちでは賭ける金額があまりに違うため、掛け金の最高を1000ドルに設定した。ポーカーの最中、ある選手が300ドル賭けると言うとジョーダンは、それっぽっちしか賭けないのかと言って選手を笑わせたという。

モリソンはゴンザガ大時代に活躍し将来を嘱望されたが、才能を開花させられないままコートを去った。しかし、ジョーダンとコービーというNBA史上最高レベルの選手2人との思い出はこの先も消えることはない。