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リーグハイとなる10本の3ポイントシュートを成功

ステフィン・カリーは、12月4日のペリカンズ戦以来となった試合を「まるで学期の初日のようだった」と形容した。

12月30日にオラクル・アリーナで行われたグリズリーズ戦で復帰したカリーは、今シーズンのリーグハイとなる10本(13本中)の3ポイントシュートを成功。復帰初戦で38得点というインパクトを残し、141-128での勝利に貢献した。

この日は24分前後の出場を予定していたというカリーは、第3クォーター終盤ベンチに下がり、あとはチームメートのプレーを見守るはずだった。だが、体調の良さを実感していたため、ヘッドコーチのスティーブ・カーに出場を直訴。根負けしたカーは、大差をつけ勝負が決まった第4クォーター終盤にカリーを再びコートに送り出す。するとカリーは、対峙したマルク・ガソルを翻弄し、ステップバックからの3ポイントシュートを決めた。

カリーは試合後に、予想外の終盤の出場をこう説明する。「第3クォーターにコーチに向かって『もう終わり? 嫌だよ、もっとプレーさせてくれ』と言ってしまった。コンディションについては試合中もコーチに言い続けていたんだ。そうしたら、予定より1分半も出場時間をくれたというわけさ。言い続けた甲斐があったね」と笑う。

欠場中、プレーしたくてたまらなかったというカリー。ケガをしたことでバスケットボールができる喜びをあらためて実感できたと言う。「ケガをすると、これまでの当たり前が当たり前ではなくなる。それで普通にプレーできることに感謝するようになるんだ」

エースの離脱中も大崩れすることなく乗り切ったウォリアーズ。カリーの復帰戦は上々の出来に終わった。年明けの1月3日から4日間でロード3試合という厳しい日程が待っているが、復帰したカリーは何よりもコートでプレーできることに喜びを感じるのだろう。