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「引退の噂なんて馬鹿げている。考えてもいないよ」

デリック・ローズは今シーズンに再起を懸けてキャバリアーズに加入。コートに立てばまずまずのパフォーマンスを見せていたものの、11月7日のバックス戦で25分間プレーしたのを最後に、足首のケガで戦線離脱。11月22日からチームを離れて、「現役引退を考えている」とか「鬱になってしまった」との噂が流れていた。

それでも、10日間ほどでチームに戻って来て、その後は復帰に向けてリハビリを続けている。ローズは『The Undefeated』の取材に応じ、自らの考えを語った。

「僕のことは心配しなくていい。鬱じゃないよ。僕の歩んできた道のりを考えたら、鬱だと思われても無理はないけど、実際はその正反対。僕は大丈夫だ」とローズは言う。「数年前に僕は自分の殻に閉じこもってしまい、それが間違いだと学んだ。僕は自分のチームにいて、家族とも一緒でコミュニケーションを取っている。引退の噂なんて馬鹿げている。考えてもいないよ」

復帰時期はまだ未定だが、足首の状態についても「1カ月前には走ることもできなかったけど、ちゃんとケアしているおかげで、毎日、そして毎週良くなっている感触が得られている」とローズは説明する。「ケガを治してコンディションを高め、できる限り早くコートに戻るつもりだ」

まだ時間はかかるにせよ、想定されていた『最悪の状況』ではなかったのは朗報だ。皮肉にもローズの離脱後にキャブズは調子を上げているが、ローズが必要とされる時は必ず訪れる。アイザイア・トーマス、イマン・シャンパートもまだ長期離脱中。キャブズが本当の力を発揮するのは、まだ先だ。