バスケロスを埋める珠玉のゲーム[女子日本代表編]アジア4連覇中の女子バスケ界の分岐点となる勝利

バスケロスを埋める珠玉のゲーム[女子日本代表編]アジア4連覇中の女子バスケ界の分岐点となる勝利

2020/03/22

女子日本代表

Bリーグ、NBAが揃ってシーズン中断。バスケットボールファンは今、試合に飢えている。本来ならばライブの試合を見たいところだが今は我慢の時だ。少しでもバスケロスも埋めるためにお薦めしたいのは、過去の試合を見ること。図らずもNBAは公式YouTubeで、2013年NBAファイナル第6戦の試合をフル公開と、異例のサービスを実施している。

さらに充実しているのがYouTubeのFIBA公式アカウントで、過去の様々な試合がフル視聴できる。そこで今回は、女子日本代表の『まずこれは見てほしい』という試合を紹介したい。

日本vs韓国

2013年/女子アジアカップ決勝

女子日本代表は昨年の大会を制し、現在アジア4連覇中だが、それまでは長らくアジアの頂点に立てずにいた。この大きな壁を乗り越えたのが43年ぶりに女王へと返り咲いた2013年だ。バンコクで行われたこの大会、韓国との決勝では当時23歳の間宮佑圭と22歳の渡嘉敷来夢がともに40分間フル出場し、インサイドで鉄壁のディフェンスを披露。26歳の吉田亜沙美が大神雄子との2ガードでゲームを組み立る。間宮、渡嘉敷、吉田でチームの総得点65のうち48得点とオフェンスも引っ張った。

特に渡嘉敷はそれまでケガが多く、期待されながらも日本代表ではなかなか十分なプレーができずにいたが、この大会で大きなインパクトを残し、その後の飛躍へと繋げた。内海知秀ヘッドコーチ率いる日本代表にとってリオ五輪ベスト8へと続くステップアップの第一歩だっただけでなく、女子バスケ界において大きな分岐点となる勝利だった。

日本vs中国

2017年/女子アジアカップ準決勝

ベスト8入りを果たしたリオ五輪を経て、新たな指揮官にトム・ホーバスが就任してから初の主要国際大会となったのが、2017年のアジアカップだった。インサイドの要である渡嘉敷来夢がWNBAとシーズンが重なったために参加できず、さらに大会途中で絶対的リーダーの吉田亜沙美が負傷離脱と、大黒柱2人を欠く状況。それでも、大崎佑圭(旧姓 間宮)と髙田真希を軸にしながら、2020年を見据えた若手の抜擢が形になった。リオでは出番のなかった宮澤夕貴が主力選手へと飛躍を遂げ、同期の長岡萌映子、藤岡麻菜美とともにチームの中心へと成長。準決勝の中国戦では出色のパフォーマンスを見せた藤岡は、自らのドライブで切り崩してはパスを出すスタイルで攻撃を組み立て、最終的には大会ベスト5に選ばれた。

9点ビハインドのラスト5分、運動量で相手を圧倒しての逆転劇。先に紹介した2013年大会は6人ローテーションで乗り切ったが、このチームは持てる戦力をフルに活用して、それぞれの個性を上手く組み合わせて戦っている。水島沙紀の3ポイントシュート連発で勝利した決勝のオーストラリア戦も含め、今に繋がるチームの形を見ることができる。

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