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「レイアップ、レイアップ、それに3ポイントシュート」

8連勝中のロケッツは勢いだけのチームではない。12月9日にモーダ・センターで行なわれたトレイルブレイザーズ戦でも、2桁の得点差を跳ね返し、124-117で勝利を収めた。

第3クォーターを終えた時点でのスコアは84-98と14点のビハインド。反撃に出たいロケッツは、第4クォーターに入りスモールラインナップを採用。この戦術変更が見事にハマり、第4クォーターだけで18本中15本のシュートを成功させた。スモールラインナップの恩恵を特に受けたのはジェームズ・ハーデンとクリス・ポールで、2人は最終ピリオドだけで合計25得点の大活躍を見せた。

ポールは試合後、「さっきジェームズとも『楽しかった』と話していたところなんだ。第4クォーターは自分も攻めたし、彼も攻めた。今日のように、お互いの力になるようなプレーができたら楽しいよ」とコメント。

第4クォーター開始からエリック・ゴードンが連続得点を挙げると、ロケッツはポールとハーデンが開いたレーンにアタックを開始。その間もシューターたちの援護射撃は続き、ブレイザーズは成す術なく逆転を許した。

ハーデンは48得点8リバウンド3アシスト、ポールが26得点7アシスト。さらにはトレバー・アリーザが13得点、エリック・ゴードンが12得点を記録している。

ハーデンは、第4クォーターだけでフィールドゴール7本中6本を成功させた。その内の5本がレイアップだったことについて次のように語る。「ウチのスモールラインナップに相手が対応し始めた時にはシューターが点を取っていて、レーンがかなり開いていた。あとはレイアップ、レイアップ、レイアップ、それに3ポイントシュートという感じだったよ」

強烈なオフェンスとともにロケッツの好調を支えるのがアウェーゲームでの強さ。これで敵地では8連勝。開幕から敵地13試合を終えて12勝1敗、8勝3敗のホームアリーナでの成績を上回っている。この日の勝利で通算成績を20勝4敗としたロケッツは、勝率でセルティックスを上回りリーグトップに立った。