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レイカーズ再建を望むも「僕の仕事ではない」
2016年に現役を引退したコービー・ブライアントは、『第2の人生』で映像作品の制作に力を入れている。それでも、NBAに強い影響力を持ち続けているのは間違いない。現役20年間を過ごしたレイカーズへの愛着は強く、若手から求められれば相談に乗り、惜しみなく助言を与えてもいる。
そんなコービーだけに、フロントの仕事に手を貸したとしても不思議ではない。そこでフリーエージェントとなるビッグネームを彼が勧誘するのではないかとの噂が流れたが、コービーはこれを一蹴している。
『Spectrum SportsNet』とのインタビューで、この件について話題が及ぶと「なぜ関与しないか。それは僕の仕事ではないからだ」と答えている。
「それに、今は映像作品の制作で忙しいし、幸せな生活を送れているから」と続けた。
『生涯レイカー』を宣言しているコービーの影響力は大きい。ましてや、2018年の夏にはポール・ジョージ、レブロン・ジェームズがフリーエージェントになる。レイカーズとしては現在の若手を育てチームのベースを作り、そこにスーパースターを迎え入れることで名門復活を実現しようとしている。
ロサンゼルスという巨大市場を擁し、レイカーズというブランドもある。そして現在の球団社長で、バスケットボール殿堂入りも果たしているOBのマジック・ジョンソンだけでも十分に魅力的なチームだが、本当にレブロン、ジョージらを獲得するチャンスが出てくれば、マジック、それから元代理人を務めたGMのロブ・ペリンカは、コービーに何らかの協力を要請するだろう。
その時『ブラック・マンバ』が首を縦に振るかどうかで、レイカーズの運命が左右されるかもしれない。