2度目のオリンピック制覇に挑戦
2018年WNBAのMVP、ブリアナ・スチュワートがシアトルストームとの契約延長に合意した。スチュワートは昨年4月、ユーロリーグの試合で右足アキレス腱を断裂し、WNBA2019年シーズン全試合を欠場していたが、先月アメリカ代表のエキシビションマッチでコートに戻って来た。
スチュワートは声明の中で、「ケガをした当初はコートに戻って来るのが目標であり、モチベーションでした。今は成長し続けること、シアトルでチームメートをサポートするのが目標です。再びチャンピオンになるために戻って来ました」と、話した。
スチュワートはロシアのプロチームとも契約を結んでおり、ユーロリーグでもプレーする予定だ。WNBAの選手は金銭的な理由からオフシーズンに海外でプレーする選手が多く、スチュワートも例外ではない。
「お金の面で言えば合理的な判断だと思う。ユーロリーグは本当にレベルが高い。30歳になったら海外ではプレーしないと思うけど、現役でいられる時間は短いし、今はできる限りプレーしたい」
アメリカ代表でスチュワートと一緒にプレーするラスベガス・エイサーのアジャ・ウィルソンは、「あれだけのケガから復帰するだけでもすごいこと。彼女の忍耐力とやり遂げる力は本当にすごい。以前のように自信を持ってプレーしている」と話した。
スチュワートはアメリカ代表として2018年のワールドカップに出場し金メダルを獲得。2016年のリオ五輪でも金メダルを獲得した。東京オリンピックでもアメリカチームの中心として活躍することが期待されており、自身2度目のオリンピック制覇に挑戦する。